2015年1月21日水曜日

Honda Tact


こんばんは、ろど☆すたです。
兼ねてから、というより最近の事ではあるんですが、この事を書きたいが為にブログを再開したようなものでもあります。

ホンダタクトのネーミングが復活しました。





















ホンダのタクトといえば1980年代に一世を風靡したと言っても過言ではない原付スクーターですね。
また最近でも一部マニアや旧車會などでは絶大な人気を誇っています。



















今でもカスタムベースに人気の二台目タクトのクレージュ仕様。
フランスのファッションデザイナー、アンドレ・クレージュがデザインした事からクレージュタクトとネーミングされているそうな。
じゃんけんミラーがいい味出していますね。

タクトといえばこういったシャープなイメージが強いですが、新型は晩年の丸みを帯びた物になっているように思えます。
メットインタクトが発売された頃、敢えてメットイン機構を売りにしている事からもわかるかとは思いますが、50cc以下もヘルメットの着用が義務付けられたんですね。
それ以前はいくら30km/h制限とはいえノーヘルで乗れていたと思うと、今考えれば非常に恐ろしいです。故に死亡事故も絶えなかったようですが。

新型で全盛期のシャープなデザインではなく敢えて晩年の丸みを帯びたデザインとなったわけは、幅広いターゲット層をイメージしていることから来ているようです。
新型タクトは昨年の2月にデビューしたダンクをベースに作られています。
そのダンクのターゲットは若年層。

















プレミアムスニーカーという開発コンセプトの下、若者のライフスタイルをリサーチし商品化した一台なんだとか。
確かにスクーターらしからぬバーハンドルや、専用設計のホイールなど熱は感じられますよね。
現に私の知り合いが最近購入したんですが、同じホンダの現行車であるDioやTodayと比べて高級感がとても感じられました。
またバーハンドルのスクーターっていうのは想像以上にスタイリッシュです。少し欲しくなりました。

ダンクがこのようなコンセプト故、タクトには落ち着いたイメージを与えたかったんでしょうね。
ホンダは四輪二輪問わず、過去の名車の車名を復活させているのを最近よく見かけます。
タクトもその一つなんでしょう。
一番直近の例ですと四輪のNシリーズがありますが、N Oneはともかくそこまで過去のNを意識しているようには感じられませんでした。
単にネームブランド効果を狙っているのかな、と。

かと言ってタクトが面白味がないわけではありません。
ダンク、タクトに搭載される水冷4stOHC単気筒エンジンは、ホンダのeSPと呼ばれるスクーター専用に開発された低燃費エンジンなんですね。例えるならマツダのスカイアクティブのようなイメージでしょうか。
なんでもeSPにはアイドリングストップ機構が搭載されているんだとか。
果たして二輪でアイドリングストップってどうなんだろうっていう感じですが、現に燃費向上には一役買っているそうですよ。
カタログ値80km/lという驚異の数値。
実走行は仮に半分でも40km/lですよ、普段25km/l行かない2st50に乗ってる私からすれば驚愕です。

そんなeSP、4.5psを8,000rpmで発生させます。
現行Dioに載っている3.8psエンジンは、国内3社の中で最遅と酷い言われようですが、こちらはどうなんでしょうか。
機会があればダンクの方にでも乗ってみたいですね。

新型タクトの発売は今週金曜の23日。
172,800円。廉価版が159,840円。
当時のタクトと比べると2倍近いなんて話も出ていますが、時代が違うので仕方のない事です。
現在の50ccで見るとむしろ安い方ですね。
ベースのダンクは20万強しますし。

制約の多さ故か規制のせいなのか、はたまたバイク離れなのか、非常に寂しい50cc市場を再びタクトが盛り上げてくれると良いですね。
細々とながら国内3社、昔からのネーミングで50ccをリリースし続けている事は素直に素晴らしいと思います。

ちなみにベトナム生産だそうな。

0 件のコメント:

コメントを投稿