こんばんは、ろど☆すたです。
ひょんなことから幼い頃の記憶が蘇ることってありませんか。
大した事ではないんですが、なんとなくそういえばあの時あんなことがあったなっていう。
幼い頃、よく洗面所でこんな特徴的な容器が転がっている光景を見かけた記憶がありました。
資生堂の男性用化粧品ブランド、タクティクスシリーズ。
1978年の登場から現在でも販売されている息の長い商品で、コロン、ヘアムース、アフターシェーブなどなど多岐に渡ったラインナップが展開されています。
1970年代、まだ男性が香水をつけるなんて考えられなかった時代に登場し瞬く間に日本のみならずニューヨーク、パリそしてミラノにまで広まった、いわば男性用香水のパイオニア的存在でもあるタクティクス。
"男の香りはスリリングな方が良い"
"香り、女には見えるものらしい"
"香りはちょっとした天国だ"
このようなちょっとトガッたキャッチコピーも追い風となり、いわゆる不良に人気のブランドにもなったそうな。
むしろ資生堂の戦術通り、まさにタクティクスだと言われています。
(Tactics - 戦術)
それ故に昨年実写映画化され再び話題になった、1986年の少女漫画「ホットロード」にも"タクティス"として登場しているんだとか。
私も映画ホットロード、映画館で見ました。
ハリセパにナポミラ、フォーサイトにBEETテールのCBRは、当時バイクに興味のない女子中高生にも格好良いと思わせるほどだったそうです。
ただ、原作や有志による"春山仕様"からも見て取れるように、Ⅰ型のコムスターホイールを赤に塗装したのが真の"春山仕様"なんですよね。
一部ではピンクという説もあるようですが。
絶版かつ人気車故仕方ないのかもしれませんが、映画ホットロードのCBRはⅡ型のスポークホイールを赤に塗装したものになっていました。
実際コムスターホイールは素人による分解はメーカーから推奨されておらず、希少価値もあるためいろいろな事情があったんでしょう。
そして尾崎豊の"OH MY LITTLE GIRL"も良い曲ですしマッチしていたと思いますが、私個人的にチェッカーズが好きなのもあって、藤井フミヤがホットロードをイメージして書いたと言われている、"Jim & Janeの伝説"だとなお良かったなと思いました。
チェッカーズの解散には色々な理由があるとされていますし、最近になってようやく藤井フミヤがチェッカーズ時代の楽曲をテレビやライブで歌うようになりましたが、なかなかチェッカーズ名義での使用は難しい事情があるんでしょうね。
話が大きく脱線してしまいました。
私が幼い頃に洗面所で見かけたタクティクスはコロンだったのかアフターシェーブだったのかすら定かではありませんが、恐らく父のものだったんでしょうね。
もちろん香りも覚えているわけではないんですが、この特徴的な容器をおもしろいなと思った記憶はしっかり残っています。
最近は絶版になっただのオンラインショップでしか入手できないだのと言われているようですが、資生堂の店頭や一部のお店でも普通に売っているようです。
甘い柑橘系な香りのなかにグリーンフローラルの少し苦味の入ったような言葉では言い表しがたい特徴的な香りがタクティクス。
今でもこの香りを鼻にすると当時を思い出すという人が多いようです。
人間、視覚の記憶より嗅覚の記憶の方がより強烈な気がしますね。
風に香るTacticsが俺の胸を締め付けるAngel
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